「ウリハッキョ」自主上映・日本公式ブログ

「ウリハッキョ」ー北海道朝鮮初中高級学校での日常を描いたキン・ミョンジュン監督のドキュメンタリー映画(2006年釜山国際映画祭雲波賞受賞作品)の日本自主上映・公式ブログです。

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パクソヒョン助監督:日本訪問記①~瀬戸編~

「ウリハッキョ」韓国公式ブログよりパク・ソヒョン助監督の9月からの日本訪問記を翻訳掲載いたします。初回は瀬戸編です。

(翻訳は朴洪実さんです。コマプスムニダ!)
★ ★ ★

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5月17日大阪を皮切りに、日本自主上映会は今、熱い広がりを見せています。
9月2日から 15日まで、監督と私はそのうちのいくつかの地域を訪れて参りました。

愛知県にある瀬戸市をスタートし、京都、東京、神戸、そして数日北海道に滞在した後、チェ・インテ校長先生がいらっしゃる茨城から神奈川まで。。。
多くの同胞たちと、そして上映会場でお会いした多くの日本方々。。。
本当にたくさんの方々にお会いし、戻って参りました。
本当にありがたく、幸せな日々でした。

上の写真は今回の滞在期間のスタート地点だった、愛知県の瀬戸の町で行われた上映会の模様です。

瀬戸は全体の人口が約 13万名という小さな都市ながらも、日本国内第一の陶磁器工業都市です。市内には1000余個所を超す工場があり、うち、陶磁器工場が 77%を占めているそうです。陶磁器は12世紀末頃から製造されていたそうで、壬辰の乱、朝日戦争の時に渡ってきた朝鮮の陶工が九州地方に伝えた製造技術を、1807年に受け継ぎ、製造したのが始まりだそうです。(間違った情報がありましたらご指摘くださいね)

陶磁器を意味する「せともの」という日本語がありますが、瀬戸という地名から由来したそうです。ちょうど上映会当日は「瀬戸祭り」という世界的な陶磁器祭りが開かれており上映会の建物もお祭りの準備でいっぱいでした。お祭り期間になると、この小さな村に世界中からお祭りに参加しようとする人々がすご~くたくさん来られるそうです。

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やはり、瀬戸の同胞が、上映場入口に本当に綺麗な案内文を準備してくださっていました!

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まさにこの方が瀬戸上映会を企画してくださり、私たちをご招待くださったパク・ミスンオモニムです。私に「女性こそがまさに世の中を動かす力!」とおっしゃり、女性同盟事業へのすごい情熱を見せてくださいました。

1世のハルモニム、ハラボニムたちが亡くなられる前に、故郷の土を踏ませてあげたいというのが、これからの夢であると同時に宿題ですとおっしゃったオモニは、瀬戸地域に暮らしていらっしゃる1世のハルモニム、ハラボニムたちの「憩い場事業」をしてこられました。

「瀬戸マダン」がまさにその憩い場です。「瀬戸マダン」については上映会後、改めてお伝えしますね。

↓をクリックすると、続きが読めます。

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上映会場の入口は、続々と集まる人の波でたちまち騒がしくなりました。
写真のオモニは、チェ・インテ校長先生の奥様である、キム・テファオモニのお姉さまで、お姿もお声もとっても似てらっしゃいました^^

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青年会のスタッフです!さすが、どんな場所ででも自分たちの役目をしっかりこなしている
働きものです~!!!

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そしてウリハッキョのアボジ(お父さん)たちです!
瀬戸市はアボジ会の活躍が顕著に目立つ地域でした。通常はアボジたちよりも、オモニたちが中心になって上映会事業が成り立っているのですが、瀬戸はアボジ会のまぶしいほどの活躍!本当、最高!!!

また、もう一つの珍しい点として、普通は 20代の青年グループが青年会、30代の青年グループが青商会と定義されているのですが、瀬戸には青商会がなく、その代わりに「友達会」と言うグループがありました。その理由としては、30代があまりないということと、40代と 30代が集まり、固く団結して共に活動をしていたら、30代、40代が合体した「友達会」の結成になったそうです。
「友達会」いいですよね!

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さて、ベルが鳴り、上映会が始まりました。パク・ミスンオモニが監督の挨拶を通訳してくださっています。

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上映場に来てくれたウリ同胞の子供達!
瀬戸にある「愛知第7初級学校」舞踊部、サッカー部の子供達です。
「北海道のトンム(友逹)、今度会おうね!」とあいさつをしてくれました^^

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本当に多くの方々が、映画が終わってからも続く監督の話に、席を外さずに皆、耳を傾けてくれました。

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上映館を出る方々の顔は、どこでも皆同じようです。
この方々は、近くの大学に留学している韓国人留学生です。
この方々も上映会の情報を聞き、かけつけてくれました。

あ~この時、どんな面白い話をしていたのでしょうか?
ほんとにほんとにたくさんの、日本と韓国の人たちに見てほしい、というお話をしたように思います。

ある日本の方は「涙が出ました。そして私もウリハッキョへ行きたいです!」
という感想を残してくださいました。

今回瀬戸では、この日一日で2回、映画が上映されたのですが、300人に近い観客が来てくださいました。
この小さな村で、一日に 300人の方々が集まってくださったということは、本当に大成功だったとおっしゃっていました。

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すべての上映を終え、私どもはパク・ミスンオモニムの招待で「瀬戸マダン」に行ってきました。
1世のハルモニたちがお好きな、韓国のリズム、韓国の歌の歌詞が壁のあちらこちらに、ところせましと貼り付けられていました。「瀬戸マダン」は瀬戸に暮す1世のお年寄りたちが、気軽に休んだり、親睦交流ができる場所です。

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瀬戸マダンでお会いしたハルモニたち
(ハラボジたちはいくら「来て下さい」とお呼びしてもこういった機会にはあまり出てこられないそうです・・・ですので、不本意ながら瀬戸マダンにはハルモニたちだけです。)

お会いしたハルモニたちは13歳~15歳で日本に渡られた方々がほとんどで、5歳でご両親と一緒に日本へ渡ってきた1.5世代になるハルモニもいらっしゃいました。
ハルモニたちは、ご主人の後を追って日本に来られた方々も多かったのですが...

本当に美しいハルモニのお一人は、「行かないで」と引き止める還暦を数ヶ月後に控えたオモニに、「針が行くのに糸が行かずにおれるのですか」というハルモニの言葉に決心し、「2年経ったら必ず戻ります」とオモニに伝え、来られたそうです。
そして、今まで故郷である慶南陜川へは帰れずにいらっしゃるそうです。

もう亡くなられたオモニの願い、還暦の宴に一緒にいてあげることができず、本当に申し訳ないと思われていて、オモニに本当に会いたいとおっしゃっていました。

1世のお年寄りたちは、もう故郷に行ってみたくても体の調子が良くない、歩くのもとっても大変だとおっしゃっていました。
そして、パク・ミスンオモニに「必ず一緒に行こう!」「あなたが一緒に行かないなら行かない!」とおっしゃっているのを聞き、パク・ミスンオモニが本当にたくさんの方から愛されてらっしゃるように思いました。

食事を終えたハルモニたちはお昼寝をする時間なのに、私たちのために楽しいリズムを奏でてくださいました。

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チャンゴの音が聞こえます。
「ドーン ドンドック クンドックンドッ!!!"
「オルス~!」
「チョ~ッタ(いいぞ)!」
やはりチャンゴのリズムに自然に出てくるオッケチュム(肩を揺らす韓国の伝統的な踊り)で、盛り上がりました。

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瀬戸マダンにはパク・ミスンオモニ、ハルモニたちと一緒に活動されている何人かの 2世、3世、のオモニがいらっしゃいますが、チャンゴをたたいていらっしゃるオモニもパク・ミスンオモニと活動をされているオモニです。
オモニの素敵なチャンゴの音に合わせて、私もオッケチュムをしてみたのですが、監督いわく、「ソヒョンさんの踊りオッケチュムではなく、じたばたしているのです!」と。
日本国内津々浦々でオモニたちにいいふらすのです。

「チャンゴの音を聞くと、いつの間にか肩が動いて...抑えきれないね」とハルモニムがおっしゃって、楽しいオッケチュムとリズムを奏でてくださいました。
私も抑えきれず、じたばた踊りになろうとも、ただリズムに身を任せてみました^^

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その時、3世のオモニが私に尋ねました。
「若い人たちもオッケチュムをよくするの?」
・・
私の踊る姿は本当に、ぜーんぜんダメだったようです...

何人かのハルモニたちと楽しく「密陽アリラン」を歌っていると、私の母方のハルモニにそっくりなハルモニが、私のわき腹をトンと突きながらおっしゃいました。
「昔、私たちはこんな歌、歌えなかったのよ...歌うと嫁に行けないって...」
あ~、「密陽アリラン」って...!

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あ~やっぱり...あの振り付け...私たちパク・ミスンオモニ!!!本当に素敵でしょう?
このように私たちの心ときめくマダンは楽しく過ぎ去っていきました。
「チョーッタ(いいぞ)!」
今あの瞬間を思い出し記録していると、そのときのことが次々と思い出され、知らず知らずあのリズムに体が揺れています。

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本当に、ありがとうございました。
本当に貴重なお言葉をいただき、幸せな出会いを経験して戻って来ました。
瀬戸での時間を北海道のオモニたちと先生たちに、どれだけしつこくお話ししたかわかりません。
私の「瀬戸」という発音が変だと指摘もされつつも・・・えヘヘ^^

再度、瀬戸の上映会が無事に行われたことに、感謝とお祝いを伝えたいと思います。
皆様、お元気で!
そして、とても長い文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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  1. 2007/11/14(水) 21:58:25|
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