「ウリハッキョ」自主上映・日本公式ブログ

「ウリハッキョ」ー北海道朝鮮初中高級学校での日常を描いたキン・ミョンジュン監督のドキュメンタリー映画(2006年釜山国際映画祭雲波賞受賞作品)の日本自主上映・公式ブログです。

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時代と共に進化遂げるウリハッキョを実感

※渋谷上映会でボランティアスタッフをされた金日宇さんのブログ「トンポ・トンネ 日々イモジョモ 」に掲載された感想文を許可を得て転載します。

 ☆ ☆ ☆

昨日、KAJAという日本人の市民団体が主催する「ウリハッキョ」上映会に行ってきました。「私たちの東京朝鮮第三初級学校物語」の宣伝・販売を兼ねてです。

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 KAJAの五回目の学習会、気ままな人の気ままな集まりだというので、普段はごく内輪の学習会のようですが、この日は事前予約が60名、さらに「自主上映・日本公式ブログ」に紹介されたこともあってか、80人近くが集まったと思われます。大多数が初参加、私を含めて「KAJA」の存在をこの日初めて知った人も少なくなかったようです。

 2時間を越す長丁場にもかかわらず、中座する方もなく、いつものように映画のエンディング曲が流れると拍手、目頭を熱くしてトイレに駆け込む人の列がてきました。

 映画上映後、同会代表のイ・ヨンチェ氏(恵泉女学園大学の教員)の進行で、今年東京朝高を卒業し日本の大学に進学した二人の学生を迎えてのトークが組まれていました。一人は、荒川区のウリハッキョを経て、東京朝高を卒業後、慶応義塾大学の商学部に進学したソン君、もう一人は、栃木のウリハッキョと東京朝高を卒業し恵泉女学園大学に進学したカンさんです。

 まず、1990年代に留学生として日本に来たイ氏が、帰国するたびに、日本で朝鮮総連系の人に会ったことを情報機関に申告するか否かをめぐって家族が深刻に意見を交わした体験などを紹介し、韓国人の監督による「ウリハッキョ」の撮影、上映がもつ意義についてのべられました。

 ソン君はプロジェクターを利用して「ウリハッキョとは」、「ウリハッキョの歴史」、「ウリハッキョの体系」、「ウリハッキョでの教育内容」、「ウリハッキョの実生活」、「ウリハッキョの校章」、そしてウリハッキョの施設と、運動会などの行事を実体験をおりまぜて説明、カンさんはチマチョゴリの制服問題、長距離通学など学生生活などについて語りました。

 会場からは、次々と様々な質問が…。
 「なぜ、2時間もかけて通ったのか」、「いつから朝鮮人としての自覚を持てるようになったのか」、「女性だけがチマチョゴリという、民族衣装を着ることに抵抗感はなかったのか」、「修学旅行は平壌ではなく、ソウルにいこうとの話は出なかったのか」、「現代史は歪曲した(革命)歴史を学んだのでは」、「なぜ、朝鮮大学校に進学しなかったのか」、「卒業後、日本人の社会に出て戸惑ったことは」、「学校の運営資金は?」、「韓国から支援を受けるべきではないのか」など、など、中には、とても19歳の若者には応え切れそうもない質問も少なくなかったようです。

 一つ一つの質問に丁寧に答える二人の姿はとてもすがすがしかった。「ウリハッキョ」での実体験に基づく話に、参加者の多くは納得したのではないでしょうか。

 異なる意見を持つ人々に対しても物怖じすることなく、実直に応じるかれらの考え方は「しなやか」でした。「パッチギの時代」、「豪腕時代」の私たちと大違いです。「ウリハッキヨ」は時代と共に着実に進化を遂げているいるようです。そうした「しなやかさ」は、今の「ウリハッキョ」がもたらす強さでもあるのでしょう。
 
 答える中で二人は、日々の学園生活や運動会などで育まれるチームワークやリーダーシップ、「一人は皆のために、皆は一人のために」という言葉で代表される他人を思いやる気持ち、それが皆が好んで使うという「ウリ」であり、その「ウリ」を言葉ではなく、体にしみこませるのが「ウリハッキョ」の良さだと強調していました。

 映画「ウリハッキョ」は、いままで「ウリハッキョ」の存在を知らなかった人々に広くその存在をアピールしているだけではなく、私たち「ウリハッキョ」の卒業生、「体験者」が「ウリハッキョ」の良さを再発見する機会を与えてくれているようです。

 「ウリハッキョ」がもたらせてくれた、そんな「幸せ」な一日でした。「本」も予想以上に売れました。コマッスムミダ。(k.i)

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  1. 2007/07/16(月) 14:02:50|
  2. 観客が見た「ウリハッキョ」
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